メインコンテンツへスキップ

「とりま」とは?意味・由来から使い方・例文まで、やさしく解説します

公開

この記事は とりま の意味をくわしく掘り下げた記事です。

「とりま」とは?

「とりま」は、「とりあえず」「ひとまず」とほぼ同じ意味で使われる、若者を中心に広まった略語です。細かいことは後回しにして、まずは行動に移したいときや、話をいったん先へ進めたいときに、会話やメッセージの頭にぽんと置いて使われます。「とりま集合しよ」「とりま食べよう」のように、次の一手を軽く切り出す合図のような役割を持った、テンポのよい言葉です。

「とりま」の意味

「とりま」が表すのは、「完璧に決めきってはいないけれど、まずはこれで動き出そう」という気持ちです。「とりあえず」と同じように、最終的な結論を保留したまま、その場で一番手近な選択をするときに向いています。たとえば飲み会で何を頼むか迷ったときに「とりまビールで」と言えば、「まだ全部は決めていないけれど、最初はビールにしておこう」というニュアンスになります。断定を避け、場をなめらかに前へ進める、やわらかいクッションのような働きをする言葉です。

言葉の由来

「とりま」は「とりあえず、まあ」という二つの言葉の音をつなげて縮めた略語だとされています。「とりあえず」の「とり」と、「まあ」の「ま」を取って「とりま」。2000年代後半から2010年代にかけて、若者の話し言葉やSNS、メッセージアプリのやり取りの中で少しずつ定着していきました。素早く言える響きのよさが、テンポの速いネット上の会話と相性がよく、いまでは幅広い世代の会話でも耳にするようになっています。二つの言葉を切り詰めて一語にまとめる作り方は、「り」を落として素早く発音できるようにしたもので、こうした短縮のセンスは、同じくSNSで生まれた数々の若者言葉にも共通してみられます。

似た言葉との違い

「とりま」とよく似た言葉に「とりあえず」「ひとまず」「一旦(いったん)」があります。意味はどれも近く、「結論はさておき、まずは」という点で共通しています。ただし、「とりま」だけがくだけた話し言葉としての色合いが強く、親しい相手との軽い会話にぴったりです。一方で「とりあえず」や「ひとまず」は、あらたまった場面でも問題なく使える丁寧さを保っています。「一旦」は「今はこうしておく」という一時的な区切りのニュアンスがやや強く、ビジネスの現場でもよく登場します。同じような意味でも、相手や場の空気に合わせて選び分けると、より自然な言葉づかいになります。

使い方と例文

「とりま」は、次の行動を軽く提案したり、判断をいったん先送りにしたりするときに便利です。会話の最初に置くと自然になじみます。

とりま集合な、詳しいことは着いてから決めよ
迷うけど、とりまこれ買っとくわ
  • 「とりま今日はここまでにしよっか」— 作業を一区切りするとき
  • 「とりま連絡だけしとくね」— 細かい相談は後回しにするとき
  • 「とりまお疲れ!」— 会話をゆるく締めくくるとき

このように、重い決断ではなく、軽いノリで次に進みたい場面によく合う言葉です。

使うときの注意点

「とりま」はとてもくだけた言葉なので、使う相手や場面を選ぶ必要があります。友だち同士や気心の知れた仲間との会話では自然ですが、目上の人や先生、ビジネスの場面ではふさわしくありません。そうした場では「とりあえず」「ひとまず」「まずは」といった言い方に置き換えるのが無難です。また、「とりま」を連発すると、物事を適当に済ませているような印象を与えてしまうこともあるので、使いすぎには気をつけましょう。

まとめ

「とりま」は「とりあえず、まあ」を縮めた、若者言葉ならではのテンポのよい略語です。結論を急がず、まず動き出したいときや、会話を軽く前へ進めたいときに活躍します。親しい間柄ではとても便利な一方、あらたまった場には向かないため、相手や状況に合わせて「とりあえず」と使い分けるのがポイントです。意味と使いどころを押さえておけば、日常のやり取りをより自然にこなせる、頼れる一語になります。

関連する記事

← 記事一覧へ